沖縄観光事業の多言語対応
更新日時:2017-09-14 16:12:26
沖縄は国内のみならず海外からの旅行客にも、観光地として非常に人気があります。元々米軍基地の関係もあって、他の件に比べて海外旅行客への対応は積極的であるように思えていた沖縄ですが、実は今まで多国語翻訳に関する明確なガイドラインはありませんでした。しかし、9月末をめどに観光案内の英語・中国語・韓国語の表記にルールを設けることになりました。
ただでさえ日本語は漢字表記、ひらがな表記、外来語のカタカナ表記と世界的に見てもかなり複雑な文章表現を行います。しかも沖縄では琉球語由来の独自の呼び名が多数あるために、表記がさらに難解になっていました。特有の呼び名はローマ字は表音表記を用いるなど、明確なルールを用いることで観光案内がわかりやすくなることが期待されます。
一部のホテルでは多言語対応し、観光に必要なアプリなどがあらかじめインストールされたスマホを無料貸し出しするサービスも広まり始め、沖縄の海外旅行客へのサポート力の高さがうかがえます。
東京オリンピック開催で海外旅行客の増加が見込まれる中、沖縄に限らず全国的にも、こうしたガイドラインの制定や多言語対応への取り組みが必要になっていると言えるでしょう。